平均身長が下がり始めた件・・・。

 

日本人の平均身長は、上昇の時期は終焉にむかい、低下傾向にむかっています・・・。

 

それは一体、なぜなのでしょうか・・・。

 

明治時代以降、一貫して伸びていた日本人の平均身長は、昭和時代の終わりとともに止まってしまいました。実は成人の平均身長は、過去10年横ばい状態が続いていて、6歳の子供の平均身長も、最近では低下の傾向が見られています。

 

 

なぜ小さくなり始めたのか・・・。

身長を伸ばすためには、十分な睡眠と栄養、適度な運動が必要になります。現在の日本の子供たちは睡眠不足、運動不足、栄養のかたよりと大切な栄養素の摂取が低下していて、さらに、ストレスが増加していきます。この現状では、身長は伸びにくいのです。

 

睡眠

ヨーロッパの国々と我が国との最も大きな違いは睡眠になります。ヨーロッパの高身長国の子供たちの睡眠時間は、日本より1時間以上長くて、スイスでは2時間も長いのです。成長に必要な成長ホルモンは睡眠時に多く分泌されます。ところが日本の子供の睡眠時間は、平均身長が伸びていた時期と比べてかなり減少してきていて、現代の小学生と比べて1時間近く睡眠時間が短くなっています。国際的に見ても、日本の子供の睡眠時間は際立って短くなっているのです。他の国よりも短い日本の子供の睡眠時間。これで身長が伸びるはずはありません。高身長国の子供はたっぷり睡眠をとっているという事実をしっかり知りましょう。

 

たんぱく質摂取量の低下

身長を伸ばすには、たんぱく質の摂取が大切なのですが、日本人のたんぱく質の摂取量は、このところ急速に減少していきます。乳製品以外の、肉、魚、卵、大豆製品すべてに減少傾向が見られます。肉と卵の減少傾向は、ヘルシー志向のあらわれかと思います。魚と大豆製品の減少は、和食離れの影響でしょうか・・・。米からのたんぱく質も減少していますので、トータルすると7〜14歳の平均で、1日あたり5グラムもたんぱく質の摂取量が減っているのです。日本人のたんぱく質の摂取量は欧米と比べて10%以上少ないのに、これがさらに減ってきているのです。たんぱく質摂取量の減少は、加工食品の氾濫や行き過ぎたヘルシーブームの影響が考えられます。スタイルを気にする母親、メタボリック症候群を心配する父親、その子供たちの食卓から肉、卵が減って、また困ったことに本来、肉、卵のかわりに増やすべき、ヘルシーな魚介類や大豆製品も減っているのです。これは平均的な状況ですので、すべての方に当てはまるわけではないですが、一部ではこのような状況が見られるのは確かになります。たんぱく質摂取量の低下は大問題です。これでは身長は伸びません・・・。

 

カルシウムの摂取量も先進国では最下位

日本人のたんぱく質摂取量は、先進国で最も少なく、それだけでも心配なことですが、カルシウムの摂取量も先進国で最も少ないんです。身長を伸ばすのに大切な2大栄養素がともに少ないのが心配です・・・。

 

加工食品の氾濫

過去30年の間に、わが国の食卓では加工食品の割合が10%以上増加して、65%に達しています。加工食品は、カルシウムや亜鉛などのミネラルやビタミンBが少ないため、身長を伸ばすのにはあまりよくない食品が多いのです。

 

 

親の世代より低くなり始めた子供たちの身長

母親から「・・・私より娘の方が身長が低くなるなんて・・・。」との声が聴かれることがあります。親の世代と比べて運動、睡眠が不足して、当時はあまり食べなかった加工食品中心の食生活など、子供のほうが小さくなる原因は数多く存在します。

 

 

まとめ

睡眠時間とたんぱく質摂取量、そしてカルシウムの摂取量が先進国で最も低いのが、平均身長が低い原因として考えらえます。