成長食の考え方

 

子供のカラダは現在建築中なのです。すでに体が完成した成人とはまったく違います。日々、体が作られる子供には、十分なたんぱく質とカルシウムなどのミネラルが欠かせません。子供である期間=成長できる期間になります。この期間は決して長くはないのです。

 

 

成長期に何を食べるかで変わる身長・健康状態

当然のことですが、成長期に何を食べて育ったかによって、身長の高さはもちろん、健康状態や寿命にも大きく影響してきます。

 

高たんぱく質・高脂肪食⇒たとえ高身長でも肥満してくる

たんぱく質も脂質多い食事は、身長を伸ばすかもしれませんが、肥満をもたらします。ファーストフード発症の地アメリカでは、国民の30%以上が肥満していて、大きな問題になっています。肥満すると子供が早熟化して、早く大人のカラダになり、その結果、身長が早く止まります。そのためか、近頃、アメリカでは平均身長がやや下がりはじめ、ヨーロッパの国々に平均身長を追い抜かれてしまいました。

 

低タンパク質・低脂肪食⇒ヘルシーかもしれないけど低身長

子供には粗食が間違いないです。従来の日本食は典型的な低タンパク質、低脂肪食で、脂肪が少ないため肥満しにくく、また、高脂血症の結果引き起こされる動脈硬化も起こりにくくなります。しかし、骨をつくるタンパク質が少ないため身長は伸びにくくなります。また、骨が弱くなり、年をとると腰が曲がったり、骨折したりしやすくなるという欠点があります。

 

高たんぱく質・低脂肪食⇒ヘルシーな高身長

肉料理など脂っこい食事にはたんぱく質が多いので、欧米風の脂っこい食事が身長を伸ばすと考えがちですが、脂肪の多い食事が身長を伸ばすわけではありません。身長を伸ばすのは高たんぱく質であり、さらには低脂質であれば健康的な高身長になるのです。

 

子供の時期の食習慣が大切

成長期には代謝が活発で、体もよく動かすために、少々の脂肪のとりすぎは健康に悪影響はないでしょう。しかし、子供の時の食習慣は、大人になってもなかなか変えられません。したがって、子供の時期から、脂質はある程度避ける食習慣をつけておいたほうがいいでしょう。

 

 

そもそも成長食とは・・・。

大人と子供のカラダは決定的に違います。子供のカラダは現在絶賛建築中で、日々大きくなっているのです。健康に、そして体を大きく!!これが成長食の考え方になります。

 

成長期には十分なたんぱく質を

最近では、ヘルシー志向が強くて、肉を減らして野菜を増やそうと考えが主流です。これは成人では正しいのですが、そのまま成長期の子供に当てはめてはいけません。日本人のたんぱく質の摂取量は、先進国で最下位になります。骨を伸ばす栄養素はたんぱく質で、骨を作るだけではなく成長ホルモンの分泌にも関係しているのです。たんぱく質は、ご飯やパンにもある程度含まれていますが、多く含まれる食材は肉類、魚介類、卵、大豆製品、乳製品です。ある程度脂肪を減らす工夫は必要になります。しかし、これが行き過ぎると低たんぱく質食に陥ってしまいます。

 

高たんぱく質でも高脂肪にならない工夫

十分にたんぱく質をとるために、子供には動物性たんぱく質が大切になります。肉にもかたよらず、上手に魚介類を用いましょう。肉あ脂身(脂肪)の少ないものを選んで、脂肪を落とす料理テクニックを身につけましょう。また、大豆は、ヘルシーで良質なたんぱく質源になります。

 

十分なミネラルを

日本人のたんぱく質の摂取量は先進国で最下位ですが、残念ながらカルシウムの摂取量も最下位になります。日本人の身長が低い理由はいくつかありますが、骨をつくる主要な栄養素であるたんぱく質とカルシウムの摂取量が少ないことがそのひとつであり、こういった食習慣には改善の余地があります。

 

食の安全にも注意を

健康的に身長を伸ばすための栄養素を十分にとるとともに、有害なものを避ける努力も必要になります。加工食品には、身長を伸ばすのに有害なリン酸塩などの添加物を多く含むのもあります。それらの有害化学物質は、肉の脂肪の一部に含まれます。

 

楽しく食べる食習慣の確率

食は、体を育むとともに、人としての楽しみであり、また文化でもあります。楽しく食べる習慣と食の大切さを子供の時期に学びたいものです。

 

食い改めの時期を知る

身長が伸びなくなったら、成長食から成人食へと徐々に移行していきましょう。カラダが完成したら成長のための高たんぱく質食をとる必要はないので、動物性タンパク質を減らしていきましょう。そして、穀類や野菜の比率を増やしていくというように、ライフステージに合わせて食事は変えていきましょう。

 

 

身長が伸ばせる期間

人の一生の間で身長が伸びる時期は決して長くはない

女子の身長がよく伸びるのは12歳ほろまでで、15歳を過ぎるとほとんど伸びません。平均して12歳半ごろに初潮があり、その後は、6センチくらいしか伸びないのです。男子がよく伸びるのは14歳ごろまでで、17歳をすぎるとほとんど伸びません。男子は、声変わりが始まるころよく伸びますが、声が変わってしまってのどぼとけが飛び出てくると伸びは止まり始めます。

 

身長はどのくらい伸びるのか

身長は遺伝の影響が大きいのです。とはいっても、日々の努力である程度、余分に伸ばすことも可能になります。食事の改善だけで、身長増加が倍増するようなことはありません。しかし、努力の積み重ねにより、1年に5ミリくらいなら余分に伸びる可能性があります。1年に5ミリ余分に伸びたら、10年で5センチも余分に伸びるのです。

 

早熟化で子供である期間を縮めないでほしい

現在の日本では早熟化が進んで、子供である期間が短くなってきています。次のような理由で、子供が早熟化してしまう可能性があります。肥満すると子供、特に女子は早熟化します。また、家庭内不和は子供に身の危険を感じさせ、子供のスダチを早めます。さらに、睡眠不足で起きていr時間が長い子は、光を浴びる時間が長いため早熟化する、との説もあります。人間の子供の場合と少し違うかもしれませんが、鶏は夜間も光をあてて育てると早く成鳥になるのです。